「株の売買」どこで買うのか!?
【株式はどこで売り買いするのか?】
株を買うときにどこへ行けばいいのか?答えは、一般的には「証券会社」です。
正確には、「証券会社を通じて証券取引所などの株式市場から株を買う」のです。証券会社はあくまでも取引を仲介するのが仕事で、株を買うのは「あなた」、売るのは「他の投資家」。
売買する仲を取り持つのが「証券会社」という関係です。そして、その株を売買するところが「株式市場」です。
株式市場は「場所」を表す言葉ではなく、株の売買がされているところを指すので、店頭(JASDAQ)株が売買される証券会社間での電話のやりとりや、インターネットによるバーチャル取引も「株式市場」と呼ぶことができるのです。
【株式市場とは?】
株式市場は、「発行市場」と「流通市場」の2つから成り立っています。
発行市場は、企業が新しく資金を求めるときに発行する株式を、多くの人に売り出す市場のことで、株式投資家と会社と証券会社とで成り立っています。
また、流通市場は、すでに発行されている株式が投資家の間で売買される市場のことです。株式投資家と証券会社と証券取引所とで成り立っています。
流通市場では、株式投資した資金は、株式を売却することで、いつでも回収することができ、また新たに株式投資したいときには、いつでも株式を買うことができます。
【証券取引所とは?】
株式の売買注文を、特定の場所に集め、公正な価格で、いつでも安心して株式の売買ができるように設けられているのが、証券取引所です。
証券取引所では、一定の資格を持った証券会社を通じて集められた売買の注文がスムーズに取引できるようにする施設を設けたり、売買が正しく行なわれるように取引のルールを決めたり、取引を監視したりしています。
《取引のルール》
①個々の会社の株ごとに、一番高く買いたいという注文と、一番安く売りたいという注文との間で売買する「価格優先の原則」
②もし同じ値段で買いたい、または売りたいという人がいたら、早い者勝ちで、早く出した人の注文から株を取引する「時間優先の原則」
などがあります。
こういった証券取引所は、日本では東京や大阪など全国に5ヵ所あります。