保険見直しラボ

【生命保険の役割】

 

自分が思うように動き、働き、家族を守ること。人には、そういった生きていく上で必要なことができなくなってしまうときがあります。死亡や病気、ケガ、介護など、予期せぬ事態に遭遇したときです。

生命保険に加入しておくことで、予期せぬ事態に遭遇したときにまとまったお金を受け取ることができ、自分や家族を経済的に助けることにつながります。

 

予期せぬ事態に遭遇したとき、自分や家族の場合はどれほどのお金が必要になるのか。保険を決めるにあたっては、そのようなシミュレーションをすることも非常に大切なことです。

 

【生命保険の仕組み】

 

生命保険は、「相互扶助」の考えに基づいた仕組みで成り立っています。大勢がお金を出し合って、その中で困った状況に陥った人がいればその人のためにお金が使われます。ひとりが自分のためだけにお金を貯めても金額に限界がありますが、多くの人々がお金を出し合っているからこそ、個人ではカバーできない大きな保障が実現します。

 

【生命保険の必要性がある人】

 

万が一のトラブルが起きた際、日本では国の社会保障制度によって一定の保障を受けることができます。しかし、それらは必要最低限のものであり、個人や家族による個別の事情を反映できるものではありません。また、「国の保障だけでは足りない」ということも少なくありません。そんな不足を補いたいと考える人に、生命保険が向いています。

 

《独身者にも保険は必要?》

 

保険は家族のためだけでなく、自分自身のためにも必要です。結婚していなければ自分が経済的に守るべき家族はいないかもしれません。しかし、生命保険は亡くなった場合だけではなく、高度障害を負ったときにも保険金が支払われます。予期せぬ事態に備えて、保険への加入を考慮しましょう。

 

《小さな子どもがいるが、今後しっかり計画して十分な貯金ができれば保険は不要》

小さな子どもがいる方ほど、保険は慎重に考えたいところです。貯金しようと考えていても、計画通りに貯蓄ができるとは限らないからです。また、保護者に万が一のことがあった場合、貯蓄計画は崩れ、収入のない子どもだけが残されることになります。成人するまで子どもをしっかり守れるよう、保護者の死亡保障や子どもの学資保険を上手に利用すると安心でしょう。