「転職」自分が目指す仕事とは?

【転職】

 

意味ない在職だと思っていたのは、当時の自分だけで、転職後に考えてみたら、実は意味ある在職だったというものです。意味ない転職をする人の多くは、意味ある在職をしているにもかかわらず、転職のメリットだけを追いかけて転職活動してしまっている傾向があります。

人間は生きて行くだけのお金がないと生存できない 程度の差はあれど、ほとんどの人は働くことは生きるための糧と位置付けて働いているのではないでしょうか。一方、生きて行くためのお金を得られている状況がクリアできれば、さらに心に余裕ができ、正当な欲望がでてきます。誰しも、より楽な生活をしたいという願いから、転職を決めることがあります。ですが、安易な決断は意味のない転職につながることがあるので要注意です。

 

給料は良くなったが、仕事の内容、人間関係、拘束時間などに不満を持つようになった ここにきて、初めて前職が仕事内容、人間関係、拘束時間において優良な企業だったことがわかります。つまり、なんとなく転職したい、今よりもさらにお金を稼げるはずだという感覚は、今いる職場がいかに恵まれた職場であるかの裏返しでもあるというわけです。

 

【転職の目的設定~自分が求めているものだけを追求していないか?】

 

隣の芝生は青いといいますが、意味ある在職をしている場合、慣れてくることで自分を過大評価し、さらに社内で誰か転職に成功したなどと聞けばますます、意味のない転職に走りがちです。 もちろん、今よりもいい暮らしがしたい、安心がほしいという理由で転職を考えるのは全うな考えです。ですが、今いる職場を離れてまで行う価値があるのか、そこを考えなければいけません。今の職場よりも年収UPを提示している会社はたくさんあります。しかし、今の会社の自分の環境(ポジション)のまま、新しい会社へシフトするなら、年収だけUPするので意味ある転職にうつるでしょう。しかし、実際はそうではありません。

 

 「●仕事内容 ●人間関係 ●拘束時間 ●通勤時間 など」

 

あらゆることが変化するのが転職です。今と同じスタイルで働くことができることはまずないと思いましょう。

 

【転職は成功するものだと思い込んでいないか?】

 

新人社員の頃から、少しずつ新しい仕事を覚えていく環境とはちがい、転職先ではかなりのスピードをもって実務に入っていかなければいけません。35歳を過ぎると、体力的、精神的にもきついといわれています。もちろん、失敗する転職ばかりではありませんが、転職を一方的に成功すると思い込んで、今の会社の退職を考えているようならもう少し様子をみましょう。

【転職失敗のリスクにも耐えうることができるか?】

 

転職を考える時、そのようなマイナス思考をもちながら進める人はいないかも知れません。しかし、今の会社を辞めるということは、それだけのリスクが伴っています。家族がいる方などの場合、失敗した時のこともより慎重に考えて行くべきではないでしょうか。

 

【今の会社への不満は解消できないものか?】

 

今の仕事に対して不満があるから、転職を考えるのは当然といえば当然です。いくつかの理由をあげてみます。解消の行動を起こせるものがあれば、まずはその活動をすべきではないでしょうか。転職活動よりも楽ですし、安定的です。

 

【目標は常にかわる~意味のある転職の道は1本ではない】

 

会社に不満を持つとすぐに転職という最終手段を選択するのはリスクが高すぎます。まずは不満を解消する目標を、小さなものでもいいので持ちながら進んでいくことがコツです。そして、最終手段としての転職が見えてくれば、その時こそ転職活動をすべき時期なのではないでしょうか。